2014年01月09日

宇宙空間を体験!

新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

年明け早々映画を観てきました!

『ゼロ・グラビティー』(IMAX 3D)
監督・脚本:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック,ジョージ・クルーニー
ストーリー:
地表から600キロメートルの宇宙空間でハッブル宇宙望遠鏡の修理ミッションを行っていたスペースシャトル乗員達を、ロシアによる衛星爆破によって生じた宇宙ゴミ(スペースデブリ)が襲う。この事故によって宇宙空間に投げ出され地上との交信も断たれるという絶望的な状況に置かれた女性宇宙飛行士(サンドラ・ブロック)が死力をふりしぼって地上への生還を目指す。

Gravity_photo.jpgこれはかなり特別な映画だと言っていいです。一応上に書いたようなストーリはありますが内容的にはまあ「予想の範囲内」と言う感じですし、これを読んだだけではこの映画の面白さは10分の1も伝わらないでしょう。この映画の醍醐味は、無重力の宇宙空間における事故を実際に体験したかような感覚を味わえるという点にあると言えます。予備知識なしに観たら、シナリオに基づいて演じられたフィクションというより現実に起きた事故の記録映像と思ってしまうかもしれない、そんなタッチで淡々と描かれています。そういう意味で、この映画は映画館の3D映像で観て「宇宙空間」を体験することに意味があると言えるのかもしれません。

それにしても現代の映像技術は本当にとてつもないレベルに達しているのだと感心させられました。全編がほぼ無重力の宇宙空間におけるシーンなのですが、全く何の違和感もなくその映像に入り込むことができるのです。もちろん、本物の宇宙空間で撮影するわけにはいかないので、すべてCGを駆使したVFXによる「作り物」の映像のはずなのですが、そうと気付くような不自然さは一切ありませんでした。

ストーリーには、「そんなにうまくいくかなぁ」と思うようなツッコミどころはいくつもあるのですが、そんなことはどうでも良くなってしまうほど強烈な魅力がこの映画の映像にはあります。この映画はおそらく3D映画のマイルストーンの一つに数えられることになるでしょう。映画館で実際に「体験」する価値のある作品だと思います。



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posted by 山岡 涼一 at 17:24| Comment(0) | I love Cinema

2013年11月16日

今年のベスト【映画】(後編)

前回の続き(^_^)
今年のベスト【映画】の後編です。

『華麗なるギャツビー』は演出だけではなく出演者も豪華です。

The_Great_Gatsby_2_495.jpg
主演のレオナルド・ディカプリオはもちろん期待を裏切らない素晴らしい演技でいつものように楽しませてくれます。
ディカプリオは《仮面の男》でルイ14世(放蕩で無慈悲な暴君)とその双子の弟フィリップ(心優しく思慮深い青年)の二役を見事に演じ分けた才能に圧倒されて以来最も好きな男優の一人ですが、本作でもその才能の輝きは遺憾なく発揮されていてますます好きになってしまいました。

この物語の語り部と言えるニック役のトビー・マグワイアもその優しく控え目な人柄を演じるなら今この人しかいないだろうと思わせるほどハマっています。
彼の落ち着いた雰囲気のお陰で物語により深みと味わいが加わったのではないでしょうか。

そして、温室育ちのお嬢様デイジーを演じるキャリー・マリガンの可憐さといったら…
自宅豪邸の高価そうなソファーに座って後ろを振り返るときの無邪気な表情、期待と恐れと好奇心の混じった子供のような眼差し。これをやられたら男なら誰でも「人生を投げうってでもこの女を自分のものにしたい」と思ってしまうはず。
彼女がデイジー役をやったことの唯一の問題点は、彼女本人のもつ知性のきらめきがどうしても感じられてしまうので、娘にはどんな女性に育って欲しいかと聞かれた時に口にする「女は可愛いおばかさんになるのが一番よ」という台詞がなんとなく嘘くさく聞こえてしまうところでしょうか。

この映画の面白いところは、同じ映画でありながら観る者の属性(性別・年齢・既婚か独身か…etc.)で感じ方が全く異なるのではないかと思えるところです。
主人公のジェイ・ギャツビーの、若かりし頃の恋人をいつまでも忘れられず人妻になってしまった後でもその女をあらゆる手段で自分のものにしようとするする姿。
これを「情熱的・ひたむき」とみるか、「執念深すぎる・まるでストーカー」ととるか?

恋人ギャツビーを待つことができず、金持ちのボンボンに走ったかと思えば、莫大な財を築き再び自分のもとに現れたかつての恋人に一度はなびくものの最後は…と終始周りに流されてしまうか弱い女デイジー。
彼女の「優柔不断・主体性の欠如・自己中な態度」をなじるか、「自分の気持ちに正直で無邪気な性格」にシンパシーを感じるか?

観る者の歩んで来た人生そのものがその感じ方を決める映画、そんな表現がぴったりな名作といっていいんじゃないかと思います。

機会があったら皆さんも是非ご覧になってみてください。そして、あなた自身の感想をお聞かせください。
タグ:映画
posted by 山岡 涼一 at 17:52| Comment(0) | I love Cinema

2013年11月08日

今年のベスト【映画】(前編)

今年も気がつけばあと残り2ヶ月…
なんか、どんどん時間が経つのが速くなってきているような気がします。(これも、歳をとったせいなのか…(>_<)°。)

今年(今日までの10ヶ月で)観た中で一番良かった映画はやっぱりこれですかね…

The_Great_Gatsby_1_2x2_500.jpg『華麗なるギャツビー』
原作:F・スコット・フィッツジェラルド
監督・脚本:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ(ジェイ・ギャツビー)
トビー・マグワイア(ニック・キャラウェイ)
キャリー・マリガン(デイジー・ブキャナン)

お話は「失われた愛を取り戻そうと8年の間奮闘努力をする男がそれに応えることができない女に翻弄され、最後は…」という単純過ぎるとも言えるもの。
でも何というか、観終わった後じんわりと心に染みてきて何度も観たくなる不思議な映画なんですよね。
実際僕は2回映画館に足を運んで観てしまいました(^_^;)

この作品の素晴らしい点は挙げだすと止まらないくらい沢山ありますが、まず何と言っても映像が美しいところ、そして映画全体から溢れ出す1920年代アール・デコの雰囲気に包み込まれる心地よさです。
ギャツビーの豪邸で催されるパーティーのシーンなどはその華やかさに圧倒されます。実際には音楽をはじめ細部の描写はかなり現代風にアレンジされています。でもそのことは映画の魅力を少しも損なうことはなく、むしろリアリティーを高めパーティーの高揚感とその後に訪れる虚無感をより切実に伝える効果を発揮しています。

それに極めつけは、ギャツビーがデイジーを初めて邸宅に招いた日の場面で2階から色とりどりのシャツを1階のデイジーに向かって投げて遊ぶシーン。とても美しくいつまでも心に残る印象的なシーンの一つです。

というわけで、やっぱり止まらなくなりそうなので…続きは後日「キャスト編」にて(笑)
タグ:映画
posted by 山岡 涼一 at 04:22| Comment(0) | I love Cinema